特に賃貸物件を今現在借りている、これからお部屋を借りようとしている!
なんて方は特に耳にしているのではないでしょうか?『賃貸物件を借りる=家賃保証会社へ加入する』なんて事は一般的になりつつあります。
しかし、実際に家賃保証に加入する入居者の方でも
『イマイチどんな事をする会社かわからない』
『一体?どんな仕組みなの?』
って方が多いのも現実です。
今回はプロ目線で家賃保証会社の仕組みをもっともっとわかりやすく説明していきます!
目次
家賃保証会社の仕組みその①
まず、家賃保証会社は保証加入した入居者が家賃の滞納をした際に、その家賃を立替るのが一番の仕組みです。
例えば『101号室の○○さん4月分の家賃を振り込んでないやんけ〜!家賃保証会社に報告して立替てもらおう!』
上記は賃貸人(お部屋を貸している人)である大家さんの場合になります。上記のような言い方はともかくとして、、、(笑
こんな感じで大家さんは家賃保証会社の利用によって入居者の家賃の取りっぱぐれがなくなるんです。
家賃債務の保証
家賃保証会社の主な役割は、入居者が家賃を滞納した際に家賃債務を保証することです。入居者が支払いを行わない場合でも、保証会社が代わりに支払い、大家さんの家賃収入を守ります。
これにより、大家さんは安定した家計を維持できる一方、入居者は家賃滞納に伴うリスクを軽減できます。
☆仕組みの格言☆
家賃保証会社の仕組みその②
家賃を大家さんへ立替る家賃保証会社!これは大家さんにとってはかなりメリットある話しです。
しかし、入居者からしてみればどうでしょう?
『家賃保証会社が家賃を立替てくれた!わーい、わーい!!』なんてバカな発想はよしましょう。
立替られた家賃はきっちり回収される
保証会社が家賃を大家さんに立替た後は、、、。このような仕組みになります。
当然、家賃保証会社から家賃滞納入居者へ家賃督促をしてきます。
今では家賃保証会社も社会に認知されてきた事と、会社自体の上場やTV CMを打っている大手の保証会社も増えたので、そこまでキツイ督促はされないと思いますが、消費者センターへの相談案件は年々増えている現状もあります。
☆仕組みの格言☆
家賃保証会社の仕組みその③
家賃保証会社は入居者の滞納家賃を大家さんに立替る、いわば保険会社みたいなものです。
そして、実は家賃保証会社は毎月の家賃だけでなく、その他の滞納分も立替てしまうんです。
この辺の仕組みは中々契約者の方には伝わってないでしょうね。
実は家賃の他にも多々保証されている
それでは具体的な内訳を説明します。
- 駐車場代
- 水道、電気etcの変動費
- 早期解約違約金
- 解約予告通知義務違反による違約金・損害金
- 更新料
- 更新事務手数料
- 法的措置に関わる費用
- 弁護士費用
- ハウスクリーニング費用
- 現状回復費用
- 残置物の撤去費用
- ゴミ処理費用
どうでしょう?
上記の保証内容は家賃保証会社によって様々ではありますが、全てを『保証します!』なんて仕組みを持っている保証会社ももちろんあります。
契約者にとっては、意外な請求督促が家賃保証会社から来るかもしれませんので気を付けましょうね。
☆仕組み格言☆
家賃保証会社の仕組みその④
家賃保証会社は今や全国に様々な会社があり、その数!なんと200社以上なんて言われています。
そこで、入居者に指定される家賃保証会社って一体どのように選別されているか?気になりませんか?
この辺の仕組みは中々奥深いです!!
家賃保証会社の代理店になっている不動産会社
さて、数多く存在する家賃保証会社ですがまず、家賃保証会社が日々営業をかけているのは不動産会社になります。
この仕組みについて
要は、不動産会社が気に入った家賃保証会社を入居者にただただ勧めているだけなんです。
不動産会社が好む家賃保証会社の特徴
不動産会社が気に入る家賃保証会社?
これは、考え次第になりますが
- 審査が通りやすい
- 保証内容が充実している
- 手間がかからない
- 事務手数料が高い
などが挙げられます。
家賃保証会社から手数料をもらっている不動産会社
特に事務手数料が高い!
これは、不動産会社が家賃保証会社を利用すると1案件に対して家賃保証会社が不動産会社へ事務手数料をキックバックしているお金です。
特にこの事務手数料は不動産会社も最近は高く設定している家賃保証会社を選ぶ傾向が強いですね。
でも、家賃保証会社も慈善団体では決してないので、事務手数料のキックバックを増やすかわりに入居者が負担を強いられている現実もそこにはあります。
☆仕組み格言☆
家賃保証会社の仕組みその⑤
家賃保証会社へ加入する際には、『審査』と言うものがあります。これはどの保証会社でも共通しています。
この審査?仕組みとしては当然、100%通るわけでもなく、審査に落ちる方もいるでしょう。
家賃保証会社の審査に通りやすい方
では?審査に通りやすい方はどのような方でしょう?
- 仕事してる
- 毎月の収入がある
- 無謀な家賃への入居を希望していない
- 自分自身の内容に嘘をついていない
- 家賃滞納経験がない
こんな方は、賃貸保証会社の審査にほぼ通ります。
家賃保証会社の審査に通りにくい方
では?逆に保証会社の審査に落ちる方は?
- 家賃滞納経験がある
- 無職で収入無し
- そもそも保証会社への加入へ否定的
- 審査に通りがたい為に虚偽の内容を申込書へ記入
こんな方は、審査落ちます。
☆仕組み格言☆
家賃保証会社の仕組みその⑥
家賃保証会社へ加入すると実は、勝手に解約ができません。加入している入居者が『別に家賃滞納なんてしないし、いいんじゃね?』なんて考えでいても解約はできません。
一度、加入してしまえばお部屋を退去するまで保証は継続されます。
では?加入している入居者が家賃保証を解約したいと思う時は?
- 更新料を払いたくない
- 自分が信用されていないみたいで何だか嫌だ
- 家賃保証会社と支払いの件でトラブルになった
しかし、解約は上記のような事があっても勝手な解約はできないので気を付けましょうね!!
☆仕組み格言☆
まとめ
家賃保証会社の仕組みは、入居者と大家さんの両方にとって非常に役立つものです。家賃の支払いに不安がある場合や、初めての賃貸契約をする際には、家賃保証会社の利用を検討してみる価値があります。
プロのアドバイスを受けながら、安心して賃貸生活をスタートさせましょう!