賃貸保証会社へ保証加入をした方は、基本的には家賃滞納がなければ、保証加入した事すら忘れてしまう位?何もありません。
但し、家賃滞納をしてしまうと話しは違ってきます。いきなり賃貸保証会社から家賃督促をされるのは当たり前です。
保証加入して、家賃滞納していなくとも、入居者側で注意しないといけない事は実は多くあります。
今回はそのような注意点をまとめてみました。賃貸保証会社へ加入する方、これからしようとしている方は是非!参考にしてみてください!
目次
更新料の存在は忘れてはならない!
賃貸保証会社へ加入した方がまず、注意してほしいのは賃貸保証会社への『更新料の支払い』です。
この更新料については過去にも色々と記事にしてきました。
ほとんどの賃貸保証会社に加入すると、更新料の支払いは避けては通れません!
中には『更新料なし』って賃貸保証会社もありますが、ネームバリューがある所で言うと、全保連とジェイリースの2社くらいです。
そして、この更新料支払いで気をつけないといけない事として、『支払い後の返金は一切ありません!』と、言う事。
どういう事かと言うと
4月1日に保証加入してお部屋に住んだ!ちょうどお部屋に住んで1年になろうとしている3月31日に更新料1万円を保証会社へ支払った! 急な都合で5月1日にお部屋を退去する事になった! 先に支払った更新料1万円を月割りで返金してくれないかな・・・?
結論!
戻ってきません!
更新料を支払った後に途中でお部屋を解約しようが何だろうが、保証会社は一切更新料を入居者へ返金しないのでご注意を!
何を根拠に?って思われるかも知れませんが、恐らく誰もがみないだろう、みていないだろう賃貸保証会社との契約書になる『保証委託契約書』へしっかりとその旨が記載されてます。
裏面にある細かい字で
『更新料は一切契約者へ返金はしません!』と。
なんだか腑に落ちない所も多大にありますが、現状ではまかり通っているので仕方ありません。
どうしても納得いかない!って方は下記記事も参考にしてみてください。
1番早い解決策は、更新料を支払わないといけないタイミングにてお部屋を退去する事です。
これが1番の解決策にはなってしまいますね。残念ながら、、、。
賃貸保証会社への加入で毎月家賃を口座振替にしていないか?
賃貸保証会社へ加入すると、今では毎月の家賃支払いを自分の銀行口座から引き落としをかけてくれるサービスに半ば強制的に手続きされてくるでしょう。
この背景としては、家賃管理をする物件オーナーや管理会社が毎月の家賃を管理しやすいからです。
入居者が毎月の家賃を振込してくると、家賃管理している側からすると、毎月通帳記入して、誰が家賃入っていて、誰が家賃を振り込んでいない!と1件1件調べないといけなくなります。
こうなると数が多ければ多いほど手間が半端ないです。
逆に賃貸保証会社が提供している口座振替サービスを利用すれば、物件オーナーや管理会社に毎月100%賃貸保証会社より家賃が入金されるので、手間もなければ安心して賃貸経営ができる状態になります。
ですので、今ではほとんどの方が賃貸保証会社へ保証加入すると同時に、毎月の家賃支払いは口座振替になるよう手続きを取らされます。
ここで利用者である入居者に注意点が!
だいたいは何処の保証会社も毎月27日引き落としが通常ではありますが、万が一、家賃の引き落としがかからなければ即家賃滞納です!
こうなると、保証会社の家賃滞納履歴に載ってしまうのは勿論のこと、家賃の督促請求を保証会社から受ける際には、家賃以外の保証会社が設定している督促手数料金額も上乗せされて請求されます。
引き落とし日を忘れていようが、初回家賃の引き落とし日がそもそもわからなくとも家賃は必然的に大家さんへ送金され、入居者にとっては保証会社から家賃を立替られた事になるので、要注意事項です!
家賃以外のものも保証会社から立替られるって知ってました?
家賃滞納があったら賃貸保証会社が家賃を立替る!このようなイメージは誰もが持つ所だと思います。
しかし!しかし!
賃貸保証会社は、家賃以外の保証もしている事を認識しておきましょう!
具体的には
etcが挙げられます。
ここで保証加入者である入居者の注意ポイント!
例えば、お部屋を解約して退去する場合。
不動産管理会社や大家さんと、お部屋の原状回復に対する退去精算費用のお話しを進めていた場合。
中々、双方にて金額負担の折り合いが合わず、長期戦での話しにまで発展すると、不動産管理会社や大家さんは賃貸保証会社へ退去精算費用を立替てもらう行動をする場合があります。
こうなるとどうでしょう?
入居者であるあなたは退去精算費用に納得いかず支払っていないだけなのに、ある日突然賃貸保証会社から督促請求される事態に陥ります。
びっくりしますよね(笑
さすがに理由を賃貸保証会社へぶつければ強引な督促請求をされることはないと思いますが、どちらかと言うと、賃貸保証会社も不動産管理会社や大家さんの味方です。
原則は支払うように促されるのは間違いないでしょう。
ですが、ここでも注意ポイント!
入居者も納得していないものを支払う必要性はないです。
しっかりと状況を伝えましょう。
賃貸保証会社もそもそも
『入居者が納得してないものを立替させられた』
と、なればいったん引き下がり不動産管理会社や大家さんへ掛け合うことでしょう。
お互いの妥協点は必要な不可欠ですが、裁判なんかになったらなったで面倒くさいだけです。
お金持がかかるだけで、意味がありません。
意地と意地のぶつかり合いだけです。何の意味もありません。
但し、家賃以外の保証も賃貸保証会社はやっている旨だけは、入居者である契約者も理解しておいた方が無難です。
保証加入していて万が一、家賃滞納してしまった場合の入居者デメリット!
賃貸保証会社へ加入にて、万が一、家賃滞納してしまった場合の契約者のデメリットは多いです。
まずは、家賃滞納履歴が残る!です。
これが残るとどうなるか?と言うと
賃貸保証会社の審査には通らなくなります!
家賃滞納履歴がある以上は、、、。
しかし、すべての保証会社による審査が通らなくなる!って事ではないので、ご安心を。
あくまでも保証加入したA社と言う賃貸保証会社で家賃滞納してしまうと、同じA社の賃貸保証会社では審査が通りません!って事です。
でも、今では同業者である賃貸保証会社同士が手を組み、データベースで家賃滞納履歴を共有している実情もあります。
まとめ
賃貸保証会社への加入手続きは、ほとんどがお部屋探しを依頼した不動産仲介業者が行います。
ここの説明が不十分であると、やっぱり聞いた!聞いてないの話しにはなってきてしまいます。
こうならない為にも入居者側でもしっかりと説明を聞いておく姿勢は必要だと思います。
不動産仲介業者のスタッフ1人1人に落とし込むと全ての方が賃貸保証会社の事をしっかりと把握しているかは疑問部分も正直あります。
特に費用負担に関わる重大な事になりますので、賃貸保証会社の加入締結に向けて逆にこちらから聞けるように事前の予防策を張っておきましょう!