「同じ家賃でも、保証会社によって保証料は変わるの?」「どの保証会社が一番安い?」
家賃保証会社で15年以上働いてきた立場から、結論を先に。2026年現在、各社とも複数のプランを持つようになり、「○○社が断トツに安い」という単純な順位はつけにくくなりました。初回保証料の相場は月額賃料の50%、安いプランで30%です。この記事では、大手保証会社の最新の料金プランをランキング形式で比較します。
▼ この記事の結論
- 初回保証料の相場は月額賃料の50%(安いプランで30%)
- 多くの大手が「初回30%+毎年更新料」と「初回50〜80%+更新料なし」の複数プラン制に
- 長く住むなら更新料なしプラン、短期なら初回が安いプランがお得
- そもそも入居者は保証会社を選べない(指定される)
この記事の筆者
賃貸保証(家賃保証)業界で15年以上の実務経験。各保証会社の料金プラン・審査の実情を現場で見てきた立場から、入居者目線で解説します。
目次
保証料が安い大手保証会社ランキング【2026年版】
指定される確率が高い大手保証会社に絞り、初回保証料の安さでランキングしました。ただし注意点として、同じ会社でもプランによって料率が変わり、不動産会社がどのプランを導入しているかで実際の金額が変わります。あくまで目安としてご覧ください。
| 順位 | 保証会社 | 初回保証料の目安 | 更新料の目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | ジェイリース | 30%〜(最低15,000円) | 年10,000円+毎月500円等 |
| 1 | JID(日本賃貸保証) | 30%〜50%(プランによる) | プランにより変動 |
| 3 | 全保連 | 50%(最低20,000円) | 年13,000円 |
| 3 | Casa(カーサ) | 50%前後(プランによる) | 年10,000円等 |
| 3 | 日本セーフティー | 50%前後(プランによる) | 年10,000円等 |
※料率・最低保証料はプラン・地域・審査により変動します。実際の金額は必ず見積書の内訳で確認してください。なおかつて初回30%で「一番安い」とされた全保連は、2021年の改定で初回50%になり、現在は他社と同水準です。
「初回が安い」だけで選ぶと損する理由
ここが2026年の保証料を理解する最大のポイントです。多くの大手が、次の2タイプのプランを用意しています。
| プランの型 | 初回 | 更新料 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 初回が安い型 | 30% | 毎年あり | 短期で引っ越す人 |
| 更新料なし型 | 50〜80% | なし | 長く住む人 |
📊 家賃6万円・4年間住む場合の総額比較
| 初回30%+更新料型 18,000円+(毎年10,000円×4) | 合計 58,000円 |
| 初回80%+更新料なし型 48,000円+(更新料0円) | 合計 48,000円 |
このケースでは、初回が高くても更新料なしの方が1万円お得。「長く住むつもりなら更新料なし型」が基本戦略です。逆に1〜2年で引っ越すなら初回が安い型が有利です。
🔗 保証料の仕組み・減額方法をくわしく
▶ 保証料が高い・安いの仕組みと、保証料を減額する方法
▶ 全保連の保証料|2026年改定後の料金一覧(業歴15年が解説)
保証料が安い会社は審査が厳しい傾向も
入居者からすれば保証料は安いほど助かりますが、知っておきたい傾向があります。保証料が安い会社は、審査がやや厳しめになりやすいのです。保証料を抑える代わりに、審査で家賃滞納リスクを下げようとするためです。
たとえばランキング上位のジェイリースは、業界分類では「信用系」に入り、その中でも審査は厳しめとされます。全保連も、2022年6月のJICC(日本信用情報機構)加盟以降は信用情報も見るようになり、審査は以前より厳格化しています。
💡 結局どちらを選ぶ?
保証料の安さと審査の通りやすさは、ある程度トレードオフです。審査に不安がなければ保証料の安い会社、審査に不安があるなら多少高くても通りやすい会社、という選び方になります。ただし前提として、入居者は保証会社を選べません。
そもそも保証会社は入居者が選べない
大事な前提を改めて。「ランキング1位の会社を使いたい」と思っても、入居者が選ぶことはできません。保証会社は物件ごとに大家・管理会社が指定するものだからです。
ただし、保証会社を指定する側も、できるだけ保証料の安い会社を使う傾向はあります。なので、このランキングは「指定された会社の料金が妥当か」を判断する材料にはなります。どうしても納得いかなければ、物件や不動産会社を変えると指定される保証会社が変わることもあります。
保証料を払いたくないなら「ビレッジハウス」
「そもそも保証料を払いたくない」という方には、保証会社加入が原則不要な「ビレッジハウス」という選択肢があります。保証料の負担がなく、全国に10万戸以上、家賃2万円台〜の物件も多く、初期費用も大きく抑えられます。
よくある質問
まとめ
2026年は各社が複数プランを持ち、「断トツに安い会社」はなくなりました。初回30%プランのあるジェイリース・JIDは初回が安めですが更新料がかかります。かつて最安だった全保連も2021年に50%へ改定されています。
選ぶ基準は「住む年数」。短期なら初回が安いプラン、長期なら更新料なしプランがお得です。ただし入居者は保証会社を選べないのが前提。保証料そのものを払いたくないなら、保証会社不要のビレッジハウスも検討してみてください。
