賃貸契約のあと「リベロサポートセンター」から電話が来た。これ何?契約しないとダメ?
家賃保証会社で15年以上働いてきた立場から、結論を先に。リベロからの電話は任意の案内で、断っても入居・賃貸契約に一切影響しません。電気・ガス・ネット回線の取次案内で、リベロ自体は東証グロース上場の実在企業です。問題は「急かされる」「料金説明が不十分」なケース。この記事で、正体と正しい断り方を解説します。
▼ この記事の結論
- リベロの電話は電気・ガス・ネットの取次案内。任意で断ってOK
- リベロは東証グロース上場の実在企業(証券コード9245)。会社自体は怪しくない
- 断り方は「自分で手配するので不要です」と明確に
- 「無料」「今だけ」に注意。契約先・料金・縛りを必ず確認
この記事の筆者
賃貸保証(家賃保証)業界で15年以上の実務経験。入居後のライフライン取次・電話勧誘の実情を現場で見てきた立場から、入居者目線で解説します。
🗣 そのまま使える断り文句(コピペOK)
- 「ライフラインは自分で手配するので、案内は不要です」
- 「一度自分で調べてから判断します。今後の連絡も不要です」
※「検討します」だと再連絡されがち。「不要」「自分で手配」と言い切るのがコツ。
目次
リベロから電話が来る理由とは?
株式会社リベロは、不動産会社や賃貸仲介会社と提携し、入居者にライフライン(電気・ガス・インターネット回線など)の手続き代行を案内する会社です。2009年設立、2021年に東証グロース市場へ上場(証券コード9245)した実在の上場企業で、会社そのものが怪しいわけではありません。
電話の目的は主に次の2つです。
- インターネット回線の契約代行の提案
- 電気・ガス・水道の契約手続き代行の営業
建前は「入居者の手間を減らすため」ですが、実際には手続き代行で契約先(電力・ガス・回線会社)から紹介手数料を得るビジネスモデルです。だから電話口では「無料なので安心してください」と案内されます。リベロ自体は違法ではありませんが、次のようなケースには注意が必要です。
- 即決を急かされる
- 料金体系や契約先の説明がない
- 断ろうとすると態度が変わる
📞 リベロからの着信番号の例
フリーダイヤル(0120)でかかってくることが多く、用件ごとに番号が分かれている場合があります。報告の多い番号の例は次のとおりです。
- 0120-793-700(インターネットサポートセンター)
- 0120-793-050(電気・ガス・水道の一括手続き案内)
※番号は変更・追加される場合があります。番号だけで判断せず、用件と任意性を確認しましょう。
実際にあった体験談
リベロから電話を受けた方の声を、パターン別に紹介します。困り方には共通点があります。
ケース1:学生|一方的な説明に戸惑った
契約の最終段階で「今だけ特別割引でネットが契約できます」とメリットばかりを一方的に説明された。「調べてから考えたい」と伝えると、明らかに不機嫌な態度に。急かす圧力を感じて不快だった。
ケース2:社会人|「無料」と言われたが裏があった
「代行手続きはすべて無料」と言われたが、実際は新電力会社との契約が条件で、電気代がかえって高くなる可能性のある内容だった。契約先が不明瞭なまま「とりあえず進めておきます」と言われ、強引さを感じた。
ケース3:保護者|入学準備中の親も困惑
子の賃貸契約をサポート中、「電気・ガス・ネットすべてまとめて手続きできます」と勧誘されたが、費用説明が不十分。質問を重ねると、実質は新電力への切り替えが前提だと判明し、断った。
体験談からわかる3つのポイント:①焦らせる勧誘には要注意 ②メリットだけでなくデメリットも確認 ③自分で一度調べてから決める。不安を感じたら、無理に契約せず検討する時間を持ちましょう。
リベロの電話、こう対応すれば大丈夫
① すぐ契約せず「検討します」と伝える
「今だけお得」と急かされても、その場で契約すると後悔のもと。「家族と相談します」「調べてから決めます」と理由を添えて、いったん切りましょう。
② 料金・契約内容を必ず質問する
話を聞くなら、最低限これらを確認しましょう。曖昧な返答しかなければ、その時点で断ってOKです。
- どこの会社と契約するのか(電力・ネット会社名)
- 基本料金・使用料金はいくらか
- 違約金や契約期間の縛りはあるか
- オプション契約が必須になっていないか
③ 強引なら、はっきり断る
断ると態度が変わる担当者もいますが、気にする必要はありません。「今回は契約しません。必要ならこちらから連絡します」と言い切りましょう。
④ しつこい場合は仲介会社に相談
リベロは賃貸仲介会社と提携しているため、しつこい勧誘が続く場合は、契約した不動産会社に「リベロ経由の案内は希望しない」と伝えるのが有効です。不動産会社は顧客トラブルを嫌うため、対応してくれることが多いです。
なぜ電話が来る?ビジネスモデルの裏側
「なぜ突然電話が来るの?」という疑問に答えます。背景には、近年一般的になった「ライフライン取次ビジネス」の仕組みがあります。
① 賃貸仲介会社と提携しているから
契約した入居者の情報(氏名・連絡先・入居日など)が、提携先を通じて共有されます。申込書の「第三者提供に同意する」項目が根拠で、基本的には合法です。
② 「無料」の裏に紹介料ビジネス
新電力・ガス・プロバイダ等から紹介手数料を得る仕組み。入居者から直接お金を取らないため「無料」と案内されます。
③ なぜ急かすのか
1件でも多く早く契約を確定させたい営業事情と、引越しシーズン(2〜4月)の競争激化が背景にあります。
仕組みを知れば、必要以上に不安に感じたり、強引な勧誘に流されることもありません。入居者にとって大切なのは「必要かどうかをじっくり判断する」ことだけです。
不安なときの相談先とクーリングオフ
納得できない契約をしてしまった場合の対処です。
- まず賃貸仲介会社に相談:提携元なので連絡停止を手配してもらえることがある
- 消費生活センター(188):無料で相談に乗ってくれる公的機関
クーリングオフは使える?
電話勧誘で成立した契約は、特定商取引法に基づき、契約書面の受領から8日以内ならクーリングオフ(無条件解約)が可能です。契約書をもらっているか、成立日から何日経過したかを確認のうえ、迷ったら消費生活センターに相談しましょう。なお、自分からネットで申し込んだ場合は対象外です。
リベロ以外も注意したい勧誘・オプション
新生活のタイミングは、リベロ以外にもさまざまな勧誘が来ます。代表的なものを挙げます。詳しくは各記事も参考にしてください。
よくある質問
まとめ
リベロからの電話は、電気・ガス・ネットの取次案内です。リベロ自体は上場企業で怪しくありませんが、案内は任意なので、不要なら断ってOK。賃貸契約には影響しません。
ポイントは「その場で契約しない」「契約先・料金・縛りを確認」「無料の言葉に飛びつかない」の3つ。強引な勧誘や納得できない契約があれば、仲介会社や消費生活センター(188)に相談しましょう。焦らず冷静に、自分に必要な選択をしてください。
困ったときの相談窓口
- 消費者ホットライン:188(局番なし)
- 国民生活センター:賃貸契約・電話勧誘のトラブル相談
