賃貸物件を新しく借りようとすると当たり前のように賃貸保証会社への加入を求められる機会が増えてきました。
賃貸人である物件オーナーは常に入居者の家賃滞納に悩まされてきた方が多くいます。
その家賃滞納問題が入居者に賃貸保証会社へ加入してもらう事によって、解消されてきたんですから必然的流れと言えば、必然的ですね!
こうなると保証会社へ実際に加入する入居者も保証会社の存在を受け止め、加入する為の対策も必要になってきますね。
目次
賃貸保証会社への加入には事前の審査を受けなければならない
賃貸保証会社への加入には、事前審査があります。
これはどの賃貸保証会社へ加入する事になっても、避けては通れない壁です。
当然、審査に落ちる事があれば入居希望していたお部屋に住めない!なんて事が実際に起こったりしています。
今回は賃貸保証会社への加入に伴い、誰もが受ける事になる審査をピックアップしました!
そして、この審査で気をつけるべき3つの落とし穴を紐解いていきましょう!!
なぜ事前審査が必要なのか?
事前審査は、保証会社が入居者の信用情報や収入状況を確認するために行われます。これにより、入居者が将来的に家賃を滞納するリスクを減少させることが目的です。
保証会社は大家さんと入居者の双方にとって信頼性を確保し、円滑な賃貸契約の成立を支援する役割を果たしています。
審査内容と基準
事前審査では、入居者の収入や勤務先、居住歴、信用情報などが評価されます。具体的な基準は保証会社ごとに異なりますが、一般的には安定した収入があるか、以前の賃貸契約でトラブルがなかったか、クレジットスコアが適切な範囲内かなどが注目されます。
審査の結果、保証会社が入居者を信頼できると判断すれば、加入が許可されます。
賃貸保証会社の審査基準は各社様々!
まず初めに、賃貸保証会社の審査基準は各社様々であるという事を認識しておきましょう。
この観点から加入する賃貸保証会社によっては審査が通ったり、通らなかったりが当たり前のようにあります!
又、審査が緩い保証会社もあり、このような賃貸保証会社であればほぼ誰でも審査が通ったりします。
参考:賃貸保証会社の審査がゆるい会社ランキング!(*一覧表付き!!)
しかし、注意しなければならないのが入居者側で保証会社の選定はできない!という点です。
賃貸保証会社への加入はあくまでも
『この保証会社へ加入してください!』
と賃貸人オーナーもしくは不動産会社から促される事を覚えておきましょう!
指定される保証会社は入居者が住みたいお部屋によって異なります。
もっと厳密に言えばお部屋を貸す側である賃貸人オーナーによって異なります。
保証会社はあくまでも指定されるもの
賃貸保証会社はいくつも存在しています。
賃貸人オーナーは自身で気に入った賃貸保証会社へ入居者を加入させようとします。
選んだお部屋には指定保証会社があります。
どうしてもそのお部屋に住みたい方は指定された保証会社への加入は拒めませんので注意しましょう!
賃貸保証会社の審査を安易に考えていると痛い目にあう!
賃貸保証会社の審査!
意外にも軽はずみなノリで審査を受けてしまう方がいます。
これは実は危ないんです!
決して軽はずみな気持ちで審査を受けないのが得策です。何故かと言うと、例えばいい加減な対応をしてしまう場合です。
具体的には
- 住所や年収などの自分自身の内容をいい加減に答える
- 賃貸保証会社への加入を露骨に拒否する態度をとる
- 家賃滞納経験があるのにその事実を審査時にひた隠す
これらのような事を賃貸保証会社に向けて行うと審査通過は難しいでしょう。
賃貸保証会社の審査に通るか?通らないか?は自分自身が気に入ったお部屋に住めるか?住めないか?にも影響してきます。
賃貸保証会社の加入を必須にしているお部屋は必ず保証会社へ加入しないといけません。
保証会社に加入出来ない人、もしくは加入を拒否する人はそもそもお部屋を借りることができないなんて事態も考えられます。
賃貸保証会社の審査は慎重に、且つ確実に通す方向でいきましょう!!
自分の緊急連絡先や連帯保証人になってくれる人は大丈夫か?
賃貸保証会社の審査時には必ず緊急連絡先を付けることになります。
これは連帯保証人とは全く異なり、あくまでも契約者本人に万が一緊急を伴うことが発生した場合での連絡手段の一つでしかありません。
又、保証会社の中には審査時に申込者本人だけでは審査を通すことが難しい場合、連帯保証人を付けるように促されるケースがあります。
参考:賃貸保証会社の加入で連帯保証人になった人の覚悟が必要な理由!?
連帯保証人を付けない代わりの賃貸保証会社なのですが、、、。仕方ありません。
この緊急連絡先や連帯保証人なのですが、この両方に共通してなってくれた人に家賃滞納歴があると申込者本人にも影響して審査が通らないことがあります。
これはかなり痛いですよね!
緊急連絡先や連帯保証人に滞納歴があると審査に通らない
自分自身には家賃滞納歴などのやましい事がないのに、せっかくなってくれた緊急連絡先や連帯保証人に家賃滞納歴があると審査が通らないなんて、、、。
賃貸保証会社からしてみれば家賃滞納歴をもっている人との関係性をかなりシビアに見られてしまうんです。
緊急連絡先や連帯保証人は身内の方がなってくれる事が非常に多いと思いますが、中には知人・友人にお願いするケースもあると思います。
色々な人の連帯保証人になっていないか?
先ほどでも述べましたが、賃貸保証会社の審査では連帯保証人を付けなければならないケースがあります。
ここでお伝えしたいのがあなた自身が頼まれて色々な方の連帯保証人になっていないか?と言う事です。
あまりないケースではありますが念のためお伝えしておきましょう!これは、1人の連帯保証人になった上で2人、3人目とまたまた連帯保証人になってしまう事です。
具体例でいくと
Aさんが6万円のお部屋を借りようと思い、賃貸保証会社の加入を求められた。審査結果で連帯保証人が必要になってしまい、あなたが連帯保証人になった。後日、Bさんから連帯保証人になってほしいとお願いをされてしぶしぶ承諾した。今度は自分自身がお部屋を借りることになり保証会社の審査を受けたが審査に落とされた。『家賃滞納だって過去振り返ってもないし、収入面も十分にクリアしているはずだが、、、。』
皆さんは何故か?わかりますか?
連帯保証人になると言う事は非常に重い責任がかかってくることを理解しておかないといけません。
そして、この重い責任を抱えてしまうと当然ながら賃貸保証会社の審査では大きく影響してしまいますので気をつけましょう!
6万円のお部屋で仮に3人の連帯保証人になると、もし万が一同時に3人の契約者が同じ月に家賃滞納してしまうと
6×3=18万円の支払い責任を連帯保証人なった人は追う事になります。
当然、家賃滞納しているのは契約者本人であるのですから家賃督促をされるのは契約者本人ではあります。
しかし、契約者本人から家賃を回収出来ないと判断されてしまうと賃貸保証会社は連帯保証人へ家賃督促請求を仕掛けてきます。
18万円ってかなり痛いですよね!
家賃の3倍の収入は絶対条件
余裕で払える連帯保証人であれば問題ありませんが、保証会社の審査基準の一つである毎月収入の指標にて
家賃の3倍は必要!
と言うのがあります。
ここで言うと18万円×3倍=毎月/最低でも54万円の収入が無いと審査に通りません。
ある程度の地位がないと難しいですね。
軽はずみな考えで何人もの連帯保証人になってしまうと、痛い目にあうので気をつけましょう!
審査に通らない場合
審査に通らなかった場合でも、一諸な対応策があります。別の保証会社を検討したり、保証人を用意したりすることで、加入が可能になる場合もあります。
また、審査に落ちた理由を改善することで、後日再度申し込むことも考えられます。
まとめ
賃貸保証会社の事前審査!!できればスムーズな審査を誰もが望むと思います。
しかし、この審査をなめてかかってしうと、審査落ちしてしまった!なんてこと十分にあります。
一つずつでも確実に、且つ慎重に審査対策をすすめれば審査は通ります。意外な落とし穴にはまらないように、気を付けましょうね!!