『賃貸保証会社への加入』
この保証委託料とは、いわば賃貸保証会社が保証する見返りに受け取るお金であり、賃貸保証会社の利益を担う大切な財源になっています。
保証委託料を入居者が支払うなんて事がまかり通っている昨今。まだまだ金額面での入居者負担がこれからも続くでしょう!
もしかしたら今後、賃貸人である物件オーナーがこの初回保証委託料を負担していく事も考えられますが、いつになる事やら、、、。
又、賃貸保証会社の保証委託料は各会社でその保証料率が変わります。いわゆる高い金額の所もあれば安い所もあると言う事です。
今回は賃貸保証会社の保証委託料(金額)について、徹底的に紐解いていきます!!
目次
賃貸保証会社の保証料には消費税が含まれている
ある賃貸保証会社では、保証料が月額賃料の50%〜100%とあります。
60,000円の家賃で保証料が50%の場合は、30,000円を入居者が負担することになります。
そして、この保証料には消費税がかかりません。
上記の例でいくと、あくまでも30,000円(税込)になります。
保証料の構成
保証料は、賃貸保証会社が家賃債務の保証を提供する対価として徴収される費用です。この保証料には、保証会社のサービス提供にかかるコストやリスクが含まれています。
そして、その保証料には消費税も含まれているのです。消費税率によって変動するため、正確な金額を理解しておくことが重要です。
賃貸契約の全体コストを考慮
入居者にとって、賃貸保証の保証料は初期費用の一部として捉えられます。しかし、その他の初期費用や家賃と併せて、賃貸契約全体のコストを考慮することが大切です。
保証料の他にも敷金や礼金などが発生する場合もあり、入居者様もバランスを取りながら予算を調整することが必要です。
賃貸保証会社の保証委託料!費用負担の中には○○万円の格差も!!
実は、賃貸物件を借りる入居者が賃貸保証会社を選ぶ事は出来ません!
選んだ物件によって加入しなければならない賃貸保証会社は決まっています。いわゆる保証加入を絶対的に指定されてしまうと言う事です。
入居者も指定されれば従うしかないのが現状です。
しかし、賃貸保証会社も様々です。
色々な特色を持ち合わせた賃貸保証会社が今ではあります。そして、各賃貸保証会社によっては入居者が支払う保証委託料にもその金額は様々な金額が設定されているんです。
保証委託料の役割
保証委託料は、賃貸保証会社が入居者保証を提供するために、大家さんから徴収する費用です。この費用は、入居者の家賃債務を保証し、安定した賃貸収入を確保するためのものです。
保証委託料の支払いによって、大家さんは入居者からの家賃滞納やトラブルに対するリスクを軽減することができています。
費用格差の存在
賃貸保証会社ごとに保証委託料は異なり、数万円単位での格差が存在することがあります。保証委託料は、保証会社のサービス内容や対象となる賃貸物件によっても変動します。
そのため、入居者さんにとって選択肢を比較する際には、保証委託料を含む費用の観点から検討することが重要です。
コストとリスクのバランス
保証委託料の費用負担と、リスク軽減のバランスを考えることが大切です。保証委託料が高額でも、家賃滞納やトラブルを回避できることで、入居者にとってメリットに感じる場合もあります。
少し高い費用を支払う代わりに、信頼性の高い賃貸保証を受けるメリットを検討することが大切です。
賃貸保証会社の保証委託料の平均金額は月額賃料の50%が基本!
月額賃料とは、家賃や共益費、駐車場など毎月支払う合計金額になります。
この月額賃料の初回保証委託料が50%と賃貸保証会社が謳っているようでしたらイメージとして
60,000円の月額賃料の場合
6万円✖︎50%=3万円
を入居時に支払う事になります。高く思うか?そうではないか?はおいておいて、別途引越し費用とは別にかかるお金なので覚えておきましょう!
あくまでも保証会社に支払わないといけないのが、保証委託料ですから、引越し費用には当然この他にも費用はかかってきます。
不動産会社から見積もりを提示されて、『少し高いな?』なんて思われた時は、この保証委託料が原因の可能性もありますね。
保証委託料の基本的な計算方法
保証委託料は、賃貸保証会社の保証サービスを利用するために支払う費用です。一般的な基準として、月額賃料の50%が保証委託料の平均金額とされています。例えば、月額賃料が10万円の場合、保証委託料は5万円となります。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、実際の保証委託料は保証会社によって異なることがあります。
保証委託料の変動要因
保証委託料は、保証会社のサービス内容や対象となる物件の特性によって変動することがあります。高額な物件やリスクの高い入居者に対しては、保証委託料が上乗せされることもあります。
また、保証会社ごとに利用料や契約条件が異なるため、入居者さんは選択肢を比較検討することが重要です。
メリットとバランスの取り方
保証委託料は、入居者にとっても、少しの費用で安心して賃貸生活を送ることができるメリットがあります。保証委託料の負担とリスクのバランスを考えながら、信頼性の高い保証会社を選ぶことが大切です。
数ある賃貸保証会社の中で保証委託料が1番安い料金設定は30%!!
現在、存在している大手賃貸保証会社の中で一番安い保証委託料金は月額賃料の30%になっています。
先にも述べた月額賃料の50%をもらう賃貸保証会社と月額賃料の30%のプランがある賃貸保証会社とでは当然にして入居者が支払う料金に格差が生まれます。
入居者も出来れば保証委託料金の負担が少ない賃貸保証会社への加入を求めたいものです。
ココがポイント
6万円の家賃の場合
- 50%=30,000円負担
- 30%=18,000円負担
その差、12,000円!!
利用する賃貸保証会社が違うだけでこれだけの保証委託料金の差が出来ます。
月額賃料の30%を謳っている賃賃貸保証会社は少ないですが『全保連』、『ナップ』はその代表格に位置する賃貸保証会社の一つでもあります。
一番高い保証委託料金は月額賃料の100%〜120%
賃貸保証会社の中でも、安い保証委託料金を設定している会社もあれば、逆に高い保証委託料金を設定している会社もあります!
賃貸保証会社の大手に名を連ねる『リクルートフォレントインシュア』もその一つです。
現在、オリコカードと合併して『オリコフォレントインシュア株式会社』に名称変更
名前だけは聞きなれた方が多いのでは?
そう!母体はあの広告業から今では様々な分野で活躍している『リクルート』
リクルートも賃貸保証会社の業界に進出しています。
ネームバリュー抜群の『リクルートフォレントインシュア』ですが、保証委託料金は高いです。
月額賃料の100%!!
その他の賃貸保証会社を押しのける高さです。
100%とは、6万円の月額賃料であれば同額の6万円が初回保証委託料金として必要になりますので引っ越しに必要な初期費用の負担をだいぶ上げてしまうでしょう。
ただし、あのリクルートが母体です!
このネームバリューははっきり言って誰もが認める事でしょう。
現に、保証委託料が高いにも関わらず利用している大手管理会社も多々あります。
やはり会社としての信頼度は高いものがあるんでしょうね!
現在は、リクルートグループからも離れています。しかし、保証委託料の金額は変わらず。
初回保証委託料で多いのは月額賃料の50%!
初回保証委託料が安い、高いは賃貸保証会社によって違いはあるものの、基本的ベースになってくるのが月額賃料の50%です!
60,000円の家賃であれば30,000円(月額賃料50%)って事です。
これは、ほとんどの賃貸保証会社がこの料金プランを採用しています。
- ジェイリース
- リクルート(利用する不動産会社によって初回保証委託料金100%の場合もあり)
- 近畿保証
- カーサ(casa)
- 日本セーフティー(*家賃価格帯で流動する)
- JID(日本賃貸保証)
- エルズサポート
これらが代表的な会社になります。
上記の会社も全国規模で会社を展開しており、不動産賃貸業者への導入も多いです。
賃貸保証会社への保証委託料は「入居者が支払う」が当たり前化している!
賃貸人(家主)にとってメリットがある賃貸保証会社のサービス。
入居者にとってはありがたみすら中々見えないサービスですよね。そんな中、賃貸保証会社に発生する料金を入居者側で負担させられている現実があります。
これは、ほとんどの加入条件で入居者負担が当たり前化しています。
賃貸人が負担するべき保証委託料金にも思えますが、これからも入居者負担は続きそうです。
参考:賃貸保証会社の保証委託料とは?入居者の支払うメリットとデメリット!!
まとめ
賃貸保証会社に加入するためには、保証委託料の支払いが必要です。
この支払いに関しては、入居者の側で負担することになります。したがって、引越しの際の初期費用計画にしっかりと組み込んでおくことが大切です。
将来的には、賃貸物件を提供する大家さん側でも保証委託料金の負担が一般的になる可能性はあるものの、具体的な時期は分からない状況です。
また、賃貸保証会社への料金負担も、保証会社によって異なることがわかります。異なる賃貸保証会社の料金を事前に把握し、できるだけ負担が軽減される保証委託料金で加入することが望ましいですね。