全保連から審査の電話がかかってくる?「何を聞かれるの?」「出られなかったらどうなる?」と不安ではありませんか?
家賃保証会社で15年以上働いてきた立場から、結論を先に。全保連の審査電話は、落とすための電話ではなく「本人確認」が主な目的です。正直に受け答えし、折り返しさえすれば、過度に恐れる必要はありません。この記事では、聞かれる内容・対応のコツ・出られなかったときの対処まで、まとめて解説します。
▼ この記事の結論
- 審査電話の主目的は本人確認。落とすための電話ではない
- 聞かれるのは氏名・生年月日・住所・勤務先・年収など申込内容の確認
- 出られないと審査が進まない。折り返しが何より大事
- 勤務先・緊急連絡先にも在籍/意思確認の電話が入ることがある
この記事の筆者:ガリ勉
家賃保証(賃貸保証)業界で15年以上の実務経験。審査・営業・督促・訴訟対応に従事し、100社以上の不動産会社と連携してきた立場から、入居者目線で解説します。
目次
全保連の審査で電話がかかってくる理由
全保連の審査では、申込者本人に確認の電話がかかってくることがあります。これは「申し込みが本人の意思によるものか」「申込内容に間違いがないか」を確認するためです。つまり、審査で落とすための電話ではなく、手続きを前に進めるための本人確認が主な目的です。
全保連は、売上・代理店数・契約件数で業界1〜2位を争う大手保証会社です。全国に5万を超える代理店(不動産会社)ネットワークを持ち、2023年には東証スタンダード市場へ上場、2025年にはMUFG(三菱UFJ)の連結子会社になりました。それだけ多くの申込を扱うため、本人確認の電話も仕組み化されています。
📞 全保連からの電話番号の特徴
全保連は本社が沖縄にあるため、審査の電話は「098」から始まる沖縄の市外局番でかかってくることがあります。また、050から始まるIP電話番号が使われることもあります。知らない番号だと出るのをためらいがちですが、審査中は全保連からの着信の可能性があるので、心当たりがあれば出るか、折り返しましょう。
審査電話で聞かれる内容
実際に聞かれるのは、基本的に申込書に書いた内容の確認です。難しいことは聞かれません。主な確認項目は次のとおりです。
- 氏名・生年月日
- 現住所・引っ越し先の物件
- 勤務先の名称・勤続年数・年収
- 申し込み本人であることの確認
- 連帯保証人・緊急連絡先の情報
いずれも申込書の記載どおりに答えれば問題ありません。スムーズに答えられるよう、申し込み内容を手元に控えておくと安心です。逆に、申込書と電話での回答が食い違うと、確認に時間がかかったり、不信感を持たれたりするので注意しましょう。
審査電話で失敗しないための3つのポイント
① 電話に出られなくても、必ず折り返す
最も重要なポイントです。全保連の審査電話は、基本的に時間指定ができません。仕事中などで出られないこともあるでしょう。それ自体は問題ありませんが、着信に気づいたら必ず折り返してください。連絡が取れない状態が続くと、審査が前に進まず、保留のまま止まってしまいます。最悪の場合、審査が自動的にキャンセル扱いになることもあります。「知らない番号だから」と放置しないことが大切です。
② 明るく、正直に受け答えする
電話では、明るく丁寧に、そして正直に答えましょう。審査担当者は、受け答えの様子も見ています。ぶっきらぼうな対応や、しどろもどろな回答は、印象を悪くします。とはいえ、緊張する必要はありません。申込書どおりに、聞かれたことに素直に答えるだけで十分です。
③ 申込内容に嘘を書かない・言わない
年収を多めに書いたり、勤務先を偽ったりするのは絶対に避けてください。申込書の虚偽記載は、発覚すれば契約解除や、最悪の場合は詐欺と見なされるリスクがあります。全保連は勤務先への在籍確認を行うこともあり、嘘は露見します。正確に申告したうえで、支払い能力を正当に示すのが、結局いちばん確実で安全です。
📌 「保証には入りたくない」は言わないほうが無難
審査電話はあくまで「保証に加入する前提」での本人確認です。ここで「本当は保証会社に入りたくない」といった発言をすると、加入意思がないと受け取られ、手続きが止まる原因になります。保証会社の加入が物件の条件になっている場合、その物件に住むには加入が必要です。加入自体に疑問がある場合は、電話ではなく、申し込み前に不動産会社へ相談しましょう。
勤務先・緊急連絡先にも電話は来る?
本人以外への確認電話が入ることもあります。心づもりをしておきましょう。
- 勤務先への在籍確認:申告どおりに働いているかの確認。個人名でかかってくることが多く、勤務先に保証審査だと知られることは通常ありません
- 緊急連絡先・連帯保証人への確認:その人が緊急連絡先/保証人になることを承知しているか、の意思確認
トラブルを避けるため、緊急連絡先や連帯保証人をお願いする相手には、事前に「全保連から確認の電話が来るかもしれない」と一言伝えておきましょう。いきなり電話が来て相手が「知らない」と答えてしまうと、審査が滞る原因になります。
全保連の審査についての最新情報
審査を受ける前に知っておくべき、重要な最新情報があります。全保連は2022年6月に、信用情報機関のJICC(日本信用情報機構)に加盟しました。これにより、現在はクレジットカードやローンの信用情報を照会する「信販系」に近い会社になっています。
かつては「審査が比較的柔軟」とされていましたが、JICC加盟後は、借入や債務整理などの金融事故の記録があると審査に影響します。「全保連なら借金があっても通る」という古い情報は当てになりません。もし信用情報に不安がある場合は、電話対応うんぬんより、そもそも信用情報を照会しない独立系の保証会社が向いていることもあります。
審査に不安がある・保証会社を避けたいなら
「審査に通るか不安」「そもそも保証会社に入りたくない」という方は、保証会社が不要な物件を選ぶ手もあります。
保証会社不要・更新料0円の「ビレッジハウス」
ビレッジハウスは、賃貸保証会社への加入を入居条件にしていない物件が多く、保証審査そのものが不要なケースがあります。さらに敷金・礼金・手数料・更新料・鍵交換がすべて無料、家賃も2万円台からの物件があり、初期費用を抑えたい方にも向いています。
よくある質問
まとめ
全保連の審査電話は、落とすためではなく本人確認が主な目的です。聞かれるのは申込書の内容の確認が中心なので、正直に、申込書どおりに答えれば問題ありません。何より大切なのは、電話に出られなくても必ず折り返すこと。連絡が取れないと審査が止まってしまいます。
勤務先や緊急連絡先にも確認の電話が入ることがあるので、保証人などには事前に一言伝えておきましょう。なお全保連は2022年からJICCに加盟し、信用情報を照会するようになっています。信用情報に不安がある場合や、そもそも保証会社を避けたい場合は、保証会社不要の物件を検討するのも一つの選択肢です。
